yellowpagesjp.net | 30.0%割引 裏千家14世淡々斎宗室自筆 一行書『桃花千歳春』掛軸

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桃の時期に丁度良い有名な文句です。淡々斎らしい丁寧で緊張感のある書体で揮毫されており、表装中廻しには巻貝模様の裂地が用いてあります。巻き貝には願い事が叶うという謂れがある事からとても縁起の良い意匠となっております*写真⑥。一文字風袋は洒落た竹屋町金襴が使用されています*写真⑦~⑧。箱書は淡々斎のご子息である鵬雲斎大宗匠が『淡々斎筆 桃花 今日(花押)』と書付られております。表装上下の『下』の軸棒左らへんに小さなシミがありますが注意深く観察しないと判らない程度です。鵬雲斎のお若い時(書体より)の箱書なので表装された時代を勘案すると状態は良好だと思います。*写真⑩でご確認ください。

鵬雲斎大宗匠箱。紙本。朱塗軸

長さ192㎝ 幅31.5㎝(表装も含む)
*長さがありますので、床の高さをご確認の上ご購入下さい。

▢桃花千歳春
【読み】
とうかせんざいのはる
【意味】
桃の花が千年変わらぬ春を彩っている。桃の季節のめでたい言葉。中国では、桃は長寿や魔除けを意味する。それは崑崙山に住む西王母という天界第一の仙女が持っている桃の実を食すと三千年の長寿を得るという古代の伝説に基づくと考えられる。そのため、中国では長寿や吉祥を祝う際の品には必ずといってよいほど桃の絵が描かれ、寺院でも魔除けとして扉に桃の図柄を彫り込んだり絵を得描いたりする。この句はこれらの事を背景としている。

▢裏千家14世淡々斎宗室(たんたんさいそうしつ)
明治26年(1893)~昭和39年(1964)
茶道裏千家14世家元。裏千家13世圓能斎の長男。幼名は政之輔、号に碩叟(せきそう)。30才で家元を継承。流儀統一のため淡交会を結成、海外普及と文化交流のために国際茶道文化協会を設立。紺綬褒章、紫綬褒章、勲三等旭日中授賞を受章。昭和39年(1964)北海道の旅宿で歿す。71歳。

【参考文献】
落款花押大辞典 淡交社
茶人の花押 小田榮一著 河原書店
茶掛の禅語辞典 淡交社

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